2006年03月30日

イギリス競馬のハロンラップを見てみる - New Market競馬場

ドバイが終わると、欧州の平地競馬が開幕します。英国では、まずは英国1000ギニー、2000ギニーが行なわれるニューマーケット競馬場が主舞台となります。

欧州の競馬は、「芝が深い」、「時計かかる」などということわかっていますが、レース展開やペースなどはレース映像から判断するしかありません。そこで、ニューマーケット競馬場のハロンラップが公開されているので、ニューマーケットの重賞(主にGI・GII)のラップを見てみようと思います。


レース 馬場 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 Time 4F 3F 位置取り
2004 英1000ギニー GI 8 Gd 17 - - - - n/a 25.26 11.09 11.57 11.39 12.03 11.97 13.42 1.36.71 48.80 37.41 1-1-1-1
2004 英2000ギニー GI 8 Gd 14 - - - - n/a 24.94 11.16 11.52 11.87 12.25 11.93 12.90 1.36.57 48.95 37.08 4-3-1-1
2004 ロックフェルS GII 7 Sft 11 - - - - - 14.98 12.03 12.50 12.32 11.79 11.88 13.43 1.28.93 49.42 37.10 2-2-2-1-1
2005 英チャンピオンS GI 10 GtS 15 - - 16.22 12.68 11.88 11.45 11.88 12.08 12.37 11.90 11.82 13.15 2.05.43 49.24 36.87 13-12-6-1
2005 クイーンE2世S GI 8 Gd 6 - - - - 15.02 11.46 11.18 11.23 11.43 11.79 12.21 13.56 1.37.87 48.99 37.56 3-4-5-1
2005 クレイヴンS GII 8 GtF 9 - - - - 15.33 12.26 12.00 11.93 11.87 11.59 11.46 12.99 1.39.43 47.91 36.04 8-8-7-3
2005 サンチャリオットS GI 8 GtS 10 - - - - 14.94 11.20 11.27 11.57 11.57 12.03 12.21 14.03 1.38.81 49.84 38.27 2-2-2-1
2005 ジュライS GII 6 GtS 11 - - - - - - 14.66 11.21 11.49 10.90 11.08 13.09 1.12.43 46.56 35.07 8-8-9-4
2005 ジュライカップ GII 6 GtS 20 - - - - - - 15.50 10.64 10.76 11.10 11.48 12.38 1.11.86 45.72 34.96 9-7-3-2
2005 ジョッキークラブS GII 12 GtF 6 n/a n/a 44.52 12.72 11.87 11.46 11.45 11.33 11.12 11.50 12.04 13.42 2.31.43 48.08 36.96 5-5-5-5-1
2005 ジョンドイルS GIII 12 Gd 13 15.20 13.06 13.02 12.49 12.44 12.39 11.93 12.00 11.90 12.41 12.31 13.30 2.32.45 49.92 38.02 11-9-6-1
2005 ダイアデムS GII 6 Gd 13 - - - - - - 14.02 10.96 10.80 10.96 11.32 12.68 1.10.74 45.76 34.96 2-2-2-2
2005 チヴァリーパークS GI 6 Gd 10 - - - - - - 14.06 11.32 11.24 11.24 10.72 12.30 1.10.88 45.50 34.26 2-2-2-2-1
2005 チェリーヒントンS GII 6 Gd 8 - - - - - - 14.40 11.12 11.33 11.38 11.58 13.19 1.13.00 47.48 36.15 1-1-2-1
2005 チャレンジS GII 7 GtS 15 - - - - - 14.70 11.19 11.46 11.50 11.89 11.81 12.79 1.25.34 47.99 36.49 15-12-11-2
2005 デューハーストS GI 7 GtS 9 - - - - - 14.44 11.59 11.74 11.71 12.05 11.87 13.12 1.26.52 48.75 37.04 8-7-7-3
2005 フィリーズマイル GI 8 Gd 6 - - - - 14.97 11.73 11.81 12.01 11.95 11.62 11.60 12.83 1.38.52 48.00 36.05 3-4-5-2
2005 PcsオブWls S GII 12 GtS 6 17.64 11.95 11.72 12.28 12.49 11.93 11.88 11.34 11.39 11.73 11.96 13.67 2.29.98 48.75 37.36 1-1-1-1-1
2005 ミドルパークS GI 6 GtS 9 - - - - - - 14.43 10.91 11.13 11.33 11.45 13.11 1.12.36 47.02 35.89 4-3-3-2-1
2005 ロイヤルロッジS GII 8 Gd 9 - - - - 14.81 11.69 11.85 11.90 11.72 11.69 11.43 12.63 1.37.72 47.47 35.75 2-2-2-1
2005 ロックフェルS GI 7 GtS 15 - - - - - 14.37 11.55 11.85 12.04 11.90 11.98 13.32 1.27.01 49.24 37.20 1-1-4-1-1
平均 14.98 ←最初の1F 13.75 14.28 12.42 11.53 11.57 11.67 11.72 13.11 48.07 36.50
ニューマーケット競馬場HP(http://www.newmarketracecourses.co.uk/results/sectional.jsp)より引用

ニューマーケットはローリーマイルコースとジュライコースの2つのコースがあります。両コースは違いますが、ラップの傾向は似ています。特徴的なのは以下の4点。


(1)10秒台のラップなど、非常に速い時計も出る
(2)
最初の1ハロンが非常に時計がかかる
(3)ラストの5ハロンから1ハロンまでの4ハロンが速い
(4)ラストの1ハロンが時計がかかる

(1)非常に速いラップも出る
スプリント戦では、1ハロン10秒台の時計が出ます。 また、重馬場(Soft)でも11秒台の時計が出ますし、良馬場なら連続して11秒台前半の時計が出ます。「走破時計はかかるけれども、言われているほどスピードが出ない競馬場ではない」ということがよくわかります。

(2)最初の1ハロンが非常に時計がかかる
最初の1ハロンは平均14.98と、日本と比べると極めて遅くなっています。ピックアップした12ハロンだと、15秒台から17秒台という感じになります。日本の6ハロンG1の最初の1ハロンの平均は11.9、マイルで12.2、2000mで12.4、2400で12.6です。

走破時計の違いは、かなりの部分、最初の入りの遅さによって説明できます。たとえば、Gamutが勝った2005年のプリンセスオブウェールズSなどは、最初の1ハロンの17.64を除いた11ハロンなら2分12秒台です。200mウォーミングアップしたあとに走る11ハロン戦と捉えれば、オールカマーなどとそう大差ない時計ですね。

(3)ラストの5ハロンから1ハロンまでの4ハロンが速い
ラスト5Fから1Fまでの4ハロンが、平均で11.53-11.57-11.67-11.72と11秒台半ばの時計が4ハロン続きます。10ハロン以上のレースだと、残り7Fくらいから11秒台が連続して出てきます。道中いったん息を入れて、4コーナーまたは直線で勝負が始まる日本の競馬と比べると仕掛けが早くなっています。ペースが急にアップするようなことはなく、切れ味勝負というよりは息の長い脚が要求されます。

もっとも、日本でもGIではラスト6Fくらいから仕掛けるこういうレースをちらほらと見かけますが、下に見るように最後の1ハロンがずいぶん違います。

(4)ラストの1ハロンが時計がかかる
ラスト1Fの平均は13.1、レースの上りが11秒台というレースは1レースもありません。ラスト4F平均は48.07、3F平均は36.5。これ自体はそこまで遅くはありませんが、2Fから1Fで平均約1.4秒も遅くなっています。これは、ニューマーケット競馬場はラスト300ヤード(1.5ハロン)が急な上り坂になっているからです。昨年のジュライCに遠征したキーンランドスワンもこの坂で失速しました。

日本のGIでは最近は13秒台まで落ちることはありません。日本のGIの上り3Fの平均は1600で35.4、2000で35.1、2400で35.2。ラストの1Fは1600で12.1、2000で11.7、2400で12.0ですから、かなり違いますね。日本の競馬場では、直線が長く、坂がある府中コースとは比較的近いかもしれません。府中のGIではラスト1Fが12秒台の半ばに落ちることも多いですし。

ただ、展開面の違いは大きいと思います。最後に苦しい坂があるのに溜めずに突っ込むので、最後はみんな脚が上がり、底力の勝負になるのです。ざっとみてみましたが、下級条件では上がりの速いレースも結構ありますね。


ニューマーケットで好走するためには、息が入らない展開でスピードを持続させるスタミナを持っていて、息の長い末脚がつかえること、そして、最後の踏ん張りが利くこと。 走破時計だけを比べると、日本でスタミナはあるけどスピードが足りない馬でも通用しそうな気もしてしまうのですが、ラップをみると、11秒台前半のラップで置いていかれてしまう馬はダメだということがよくわかります。スピードとスタミナはあるけど切れ味がない馬、というのならまだいいかもしれません。

最近、このコースを非常に得意にしているのが、キングマンボ産駒。昨年キングマンボ産駒は1000ギニー、2000ギニーを制しましたし、JCを制したアルカセットもこのコースでの重賞勝ちがあります(上のジョッキークラブS)。昨年のJCでのアルカセットや一昨年のダービーでのキングカメハメハなどを見てもキングマンボはタフな展開が得意ですね。

また、サドラーズウェルズ産駒もデューハーストS2勝(多分)、英2000ギニー3勝、英1000ギニー1勝と得意にしています。余談ですが、サドラーズウェルズ産駒はスピード自体はある馬も多いのですが、急にペースを上げる瞬発力がないため日本ではあまり結果が出ていないように思います。最近はサンデー系の馬の母父として日本のGIでも活躍していますね。

ニューマーケットという1つの競馬場だけですが、多少は違いが見えてきましたかね。この競馬場自体は、開催時期的に古馬の中距離のレース(英チャンピオンS、クイーンエリザベス2世S)は秋になってしまうので、遠征するとしてもジュライ開催のスプリンターの遠征(アグネスワールド、キーンランドスワン)になると思います。他の競馬場についてもラップみることができれば、だいぶイメージがついてくると思います。


(現在サーバの状態が悪いため、このエントリは表示されなくなる可能性があります。)

2006年03月24日

ドバイフェスティバル展望

というわけで、展望をアップしてみました。一部脚質がわからないのと、ナドアルシバ出走組の持ちタイムの分析をしていないので、ダメダメな展望ですが、もしよろしければご一読ください。

ゴドルフィンマイル (G2・ダ1600m 4歳上)

UAEダービー (G2・ダ1800m 3歳)

ドバイゴールデンシャヒーン (G1・ダ1200m 4歳上)

ドバイデューティーフリー (G1・芝1777m 4歳上)

ドバイシーマクラシック (G1・芝2400m 4歳上)

ドバイワールドカップ (G1・ダ2000m 4歳上)

 

UAEダービーは豪華ですね・・・。

また、前売りオッズでは日本馬は全体的にかなり人気しています。非常に楽しみですね。

2006年20回:高松宮記念 日経賞 毎日杯 マーチS

高松宮記念
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はラインクラフト。ぎりぎりまで出走が未定
だったが1週前追い切りが抜群の動きだった。右
回りだとササる所があり中京コースも合うし距離
短縮も前走の掛かり方からプラスになる。

 相手はシンボリグラン。昨年末のCBC賞の覇者
でスプリント戦でまだ3着を外したことがない安定性
が魅力。前走のオーシャンステークスは絶望的な
位置から最内をついて追い込んできての3着は評価
できる。

 仕上がり良好のプリサイスマシーンを大穴で推奨
する。中京コース2戦2勝で鞍上に絶好調の岩田
手。初距離に若干不安があるが上手く外に出せて
展開が向けば追い込んでくる。

 阪急杯で感動的な勝利を挙げたブルーショットガン
が引き続き状態が良さそう。1F短縮は歓迎で一発
あっても不思議はない。

 買い目
 3連単フォーメーション
 1着:9.14
 2着:3.8.9.13.14.16
 3着:3.8.9.13.14.16
 40点
 3連複
 14→(3-8-9-13-16)
 10点
1 1 キーンランドスワン
1 2 トウショウギア  
2 3 プリサイスマシーン
2 4 マルカキセキ   
3 5 マイネルアルビオン
3 6 ネイティヴハート 
4 7 リミットレスビッド
4 8 ブルーショットガン
5 9 シンボリグラン  
5 10 カネツテンビー  
6 11 オレハマッテルゼ 
6 12 ギャラントアロー 
7 13 × シーイズトウショウ
7 14 ラインクラフト  
7 15 ウインクリューガー
8 16 タマモホットプレイ
8 17 ゴールデンキャスト
8 18 × コパノフウジン  
日経賞
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はフサイチアウステルダイヤモンド
ステークス
では思わぬ大敗を喫したがそれは
2走目のぽかだったか。追い切りの動きが
良く巻き返しに期待。

 相手はトウショウナイト。昨年の2着馬。長期
休養明け3走目で状態は上昇している。距離、
コース実績も高い。

 リンカーン有馬記念以来の競馬になるが
まずます好仕上がりで首位争い必死。

 ストラタジェムはまだ条件馬だが相手なり走る
所があり、むしろ相手が強い方が好走する
可能性がある。

 買い目
 3連単フォーメーション
 1着:3.4.7
 2着:3.4.713
 3着:3.4.6.7.8.13
 36点
1 1 ユキノサンロイヤル
2 2 ゴーウィズウィンド
3 3 リンカーン    
4 4 トウショウナイト 
4 5 ブルートルネード 
5 6 × コスモバルク   
5 7 フサイチアウステル
6 8 × ホオキパウェーブ 
6 9 コスモオースティン
7 10 エリモシャルマン 
7 11 ヴィータローザ  
8 12 ウエノマルクン  
8 13 ストラタジェム  
毎日杯
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はアドマイヤメイン。これまで切れる脚が
使えずに差して届かずのレースが続いたが前走
で逃げて結果を出した。今回も先手を取れれば
重賞でも力差は無い。

 相手はテューダーローズ。1勝を挙げるのに時
間が掛かったが前走の未勝利戦は見事な末脚
を披露。それ程遅いペースになるとは思えず展開
一つで差し切りまで。

 エイシンテンリューは能力は認めるがゲートに
難があり信頼性は低い。内枠に入り出遅れた時
にどう乗るかが鍵。

 マイネルアラバンサは新馬勝ちの後に出走した
すみれステークスナイアガラの2着と好走。
良馬場で切れ味が増すようなら怖い存在。

 買い目
 3連単1着固定
 12→(2-3-5-9-15)
 20点
 3連複
 12→(2-3-5-9-15)
 10点
1 1 シティボス    
2 2 エイシンテンリュー
2 3 × マイネルポライト 
3 4 フサイチギガダイヤ
3 5 × タガノエスペランサ
4 6 トップオブツヨシ 
4 7 グッドフロマージュ
5 8 プレザントウインド
5 9 テューダーローズ 
6 10 インテレット   
6 11 アマノトレンディー
7 12 アドマイヤメイン 
7 13 クラフトミラージュ
8 14 ヴィクトリーラン 
8 15 マイネルアラバンサ
マーチステークス
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はイブロン。前走の内外タイムス杯で差し
返す強い内容。あれなら重賞でも上位争い出来
ると思った。メンバー手薄な今回はいきなり重賞
を勝つチャンスだ。

 相手はオーガストバイオ仁川ステークスでは
1番人気に推されるも伸びきれず4着に敗れたが
相手関係が軽くなる今回は差し切りまである。

 クワイエットデイは大崩れすることはまず無いが
勝ちきれない面もある。上手く流れに乗れれば
馬券圏内は堅いか。

 サンライズバッカスは末脚不発が続いている。
昨年からの成長が無いのかも知れないがこのメン
バーなら何とかなっても不思議はない。

 買い目
 3連単1着固定
 1→(5-7-8-9-11)
 20点
 3連複
  1→(5-7-8-9-11)
 10点
1 1 イブロン
2 2 バアゼルキング  
3 3 イサオヒート   
4 4 ジンクライシス  
4 5 × ヒシアトラス   
5 6 ベラージオ    
5 7 オーガストバイオ 
6 8 サンライズバッカス
6 9 × ワイルドワンダー 
7 10 ラッキーブレイク 
7 11 クワイエットデイ 
8 12 オルレアン    
8 13 プライドキム   

2006年03月22日

ケンタッキーダービー戦線06 -その5 物議をかもすベイヤー指数

先週ケンタッキーダービー戦線ではプレップレースが4レース行なわれ、Keyed Entry、Bob and John、Private Vow、Bluegrass Catといった人気馬たちが敗れたことでやや混沌としてきました。そんななか、強い勝ち方をしたLawyer Ronは評価を上げました。

Bloodhorse紙のSteve Haskin氏は「Laywer Ronの素晴らしいパフォーマンスを除けば、目を見張るパフォーマンスはなかった」とする一方で、Lawyer Ronについては、「この日のダントツのパフォーマンス」 と高い評価を与えています。また、地元レキシントンの新聞も、Lawyer RonをBrother Derekに続く2番手の評価に引き上げました。この他の新聞も、おおむねこういった評価になっています。 また、DRFのアンケートでも2000人以上(全体の67%)の人が「最も印象的だったのはLawer Ron」だと答えています。ちなみに私もLawyer Ronに一票投じました(笑)

ところが、DRFの出すベイヤー指数はこれとは真っ向から異なる見解を出しました。以下が先週のベイヤーです。

レース名 競馬場 馬名 タイム ベイヤー
ゴーサムS アケダクト Like Now
1.43.17
104
サンフェリペS サンタアニタ A. P. Warrior
1.42.40
102
タンパベイダービー タンパベイ Deputy Glitters
1.44.26
102
レベルS オークローン Lawyer Ron
1.44.09
92

DRFはレベルSに対して92という極端に低い値をつけました。タイム自体は102をマークしたタンパベイダービーよりも速いので、馬場に対する評価の違いが数値の差に表れた格好です。

このような評価に対してはデルマの掲示板のファンの間からも「納得がいかない」といった声があがってます。2年前のレベルSを勝ったSmarty Jonesは108がつきましたが、そのときのタイムは1.42.0。これに劣るのは仕方ないにしても、昨年のGreator Good(1.44.92)の95にさえ劣るのは納得がいかないといったところでしょうか。もっともこの掲示板の皆さん、年から年中ベイヤー指数の文句を言ってますが(笑)。


昨年のサンタアニタ開催は不良馬場が悪くて、評価しづらいレースが多かったというのもありましたが、年始のサンタアニタのレースを低く評価しすぎたことが、ケンタッキーダービー本番での大穴の一因になったといわれています。今年はこの点はかなり修正されていまして、今年のサンタアニタのプレップレースには平均で3.6程度高い数値が与えられています。

レース
2006年
2005年
サンミゲルS 100 96
サンラファエルS 107 91
シャムS 96 100
サンヴィセンテS 94 91
サンタカタリナS 102 96
サンフェリペS 101 104
平均 100 96.33

しかし、このような修正が南部のオークローンパークには及んでいません。もともとベイヤー指数は、東海岸のレースで不当に数字が出やすいとしばしば批判されます。先週の4プレップレースでもアケダクトのゴーサムSのベイヤーが104と、一番高くなりました。前出のデルマ掲示板でも、「レベルSの数字が低いだけでなく、ゴーサムSの数字が高すぎる」などといわれています。確かに、映像を見る限り、両レースにダブルスコアの差があるようには思えません。

赤土であまり早い時計の出ないオークローンのレベルS出走組からは、一昨年のSmarty Jones、昨年のAfleet Alexと2年連続で2冠馬が出ています。そういう意味で非常に注目を集めたレースだっただけに、この見解の相違は注目に値すると思います。

もっともベイヤー指数が一方的に間違っているというわけではないと思います。 見た目のレースっぷりと指数が常に一致するのでしたら、わざわざ数値を出す必要はありません。ベイヤーでは馬場に対する評価は過去のレース情報の集積によって体系的に出されます。むしろこうした客観的な指数は、見た目の判断と対立した場合に真価を発揮するといえるかもしれません。

今週のレースについての異なる見方のどちらに軍配が上がるかは、これらの馬が直接対決したとき、つまりダービー本番にわかると思います。ひとまず結論はそれまで持ち越しということになりますね。


転厩初戦で結果を出したA.P. Warriorは地味にいい気がします。エーピーインディ系としては4着の座だけは譲れないといったところですかね(笑)

2006年03月19日

ケンタッキーダービー戦線06 -その4 ダービー戦線いよいよ本格化

北米ではいよいよケンタッキーダービーのプレップレースが本格化してきました。Stevie Wonderboyこそリタイアしたものの、今年はここまではリタイアが少ないですが、これから本番に向けて厳しいサバイバルレースが続きますので、リタイアする馬も続出してくると思います。

さてさて、今週はプレップレースが目白押し。東海岸ニューヨークではゴーサムS、フロリダのタンパベイではタンパベイダービー、南部アーカンソー州ではレベルS、そして西海岸カリフォルニアではサンフェリペSと4つの重要なレースが行なわれました。

順調に行けば今週使ったあと、サンタアニタダービーウッドメモリアルSブルーグラスSといった各地の最終プレップをもう1度叩いてから本番ということになりますが、おそらく今週の出走馬の中から10頭近くが本番に駒を進めてくると思います。

今週のレースはすべて8.5Fで行なわれました。この距離は短距離と中距離をわける分基点となる距離になっていて、とても重要な距離です。今週のプレップを順調にパスした馬たちは、短距離でのスピードを8.5ハロンの距離まで持続させることに成功したことになります。ここからの課題は、そのスピードを落とさずにさらにあと1.5F伸ばすことができるかということです。8.5ハロンで卓越したスピードを持っていても、最後の1.5F(約300m)をこなすのが大変なのです。

タンパベイダービー(タンパベイ)

Deputy Glittersが圧倒的1番人気のBluegrass Catを倒しました。映像は見ていないのですが、Bluegrass Catのレース内容はそれほど悪くなかったようです。

ゴーサムH(アケダクト)

人気薄のLike Nowが逃げ切って穴があきました。道中の位置取りがそのまま5着までの着順になったので、展開による有利不利の大きいレースでした。人気のKeyed Entryは2ターンで折り合えたことが大きな収穫です。一方前売りで人気の一角だった、Achilles of Troy は脚が腫れているようで心配な負け方。

レベルS(オークローン

Lawyer Ronが差して圧勝。これはかなり強い勝ち方だったと思います。ここからアーカンソーダービーへと向かう路線は、一昨年のSmarty Jones、昨年のAfleet AlexレベルSでは惨敗しましたが)と、最近かなり強い馬が出てるので要注目です。

サンフェリペS(サンタアニタ)

こちらは、期待を裏切りつづけてきた1億円ホースのA. P. Warriorが昨年のダービー優勝のShirreffs厩舎に移り、いきなり結果を出しました。こうはっきり結果が出ると、やっぱり厩舎って大事だということがわかります。Baffert厩舎が2・3着でこちらも順調という感じです。

2006年03月18日

2006年19回:阪神大賞典 スプリングS

阪神大賞典
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はディープインパクト。説明いらずの現役
最強馬。仕上がりも不安なく順当に勝つ。

 相手はデルタブルース。前走の京都記念では
出遅れが響いて5着敗退。しかし中間追い切りの
動きが良く巻き返し必死。

 インティライミは復帰戦だった日経新春杯で勝ち
きれなかったのが不安。どれだけ状態が上昇して
いるか。

 ファストタテヤマ追い切りを目一杯やっており好
感触。得意の長距離でどこまで食い下がれるか。
 買い目
 3連単フォーメーション
 1着:2
 2着:8
 3着:1.3.5
 3点
1 1 × トウカイトリック 
2 2 ディープインパクト
3 3 インティライミ  
4 4 ブリットレーン  
5 5 ファストタテヤマ 
6 6 ハイフレンドトライ
7 7 チャクラ     
8 8 デルタブルース  
8 9 アイポッパー   
スプリングステークス
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はフサイチリシャール共同通信杯では
アドマイヤムーンに敗れたもののよく粘り2着。
強敵の居ないここは負けられない。

 相手はドリームパスポート。出遅れたきさらぎ賞
を見事に差しきり完勝。追い切りの動きがよく前走
以上の出来で逆転の一番手。

 トーホウアランは2000mで2戦2勝。前走は楽勝
でまだまだタイムも詰まる。未知の魅力溢れる。

 トウショウシロッコは未勝利を勝った後すぐに
京成杯ジャリスコライトの2着。ソエも治まり出来
も上々。皐月賞の権利を取れるか。

 買い目
 3連単1着固定
 3→(5-6-10-11-12-13-16)
 42点
1 1 ファイングレイン 
1 2 ヤマタケゴールデン
2 3 フサイチリシャール
2 4 セキサンフジ   
3 5 × ナイトレセプション
3 6 × タマモサポート  
4 7 ダイアモンドヘッド
4 8 アポロノサトリ  
5 9 ニシノアンサー  
5 10 ドリームパスポート
6 11 トウショウシロッコ
6 12 × エフセイコー   
7 13 トーホウアラン  
7 14 トーヨーエーピー 
8 15 モエレソーブラッズ
8 16 × メイショウサムソン

2006年03月17日

2006年18回:フラワーC

フラワーカップ
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はブルーメンブラット。勝ち上がりは
ダートだったが血統的に芝向き。とにかく
追い切りの動きが抜群でここで権利を取って
本番に進みたい。

 相手はオリオンオンサイト。距離短縮に若干
の不安があるものの前走を見る限り能力は
相当なものを持っている。稽古の動きも良く
重賞でどこまでやれるか。