2006年10月29日

2006年58回:天皇賞(秋)

天皇賞(秋)
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はアドマイヤムーン。春のクラシックで
は展開が向かなかったり不利を受けたりと力
を出し切れなかったがその末脚は強烈の一言。
2kg軽いここでは古馬とも見劣らない。
 相手はスイープトウショウ。故障で11ヶ月ぶ
りの前走が32.8の末脚を使って完勝。反動が若
干気になるが能力は現役馬でも最上位の一頭。
 スウィフトカレントはこの夏のサマーシリーズの
覇者。ここ2走は展開が合わず差し届かなかった
が今回はG1。それほど緩いペースにはならない
だろう。
 ハットトリックは昨年の秋にマイルG1を2勝した
ものの今春は不振だった。ズブさが出てきた為
距離延長は不安より楽しみの方が大きい。得意
の東京コースで一変ある。

 買い目
 3連単2頭軸マルチ
 7.15→4.5.8.10.12.13.14
 42点
1 1 アサクサデンエン
1 2 カンパニー
2 3 サクラメガワンダー
2 4 × ダンスインザムード
3 5 × ローエングリン
3 6 トリリオンカット
4 7 スイープトウショウ
4 8 × コスモバルク
5 9 インティライミ
5 10 スウィフトカレント
6 11 ファストタテヤマ
6 12 ハットトリック
7 13 × オースミグラスワン
7 14 × ダイワメジャー
8 15 アドマイヤムーン
8 16 グレイトジャーニー
8 17 ローゼンクロイツ

2006年10月27日

2006年57回:スワンS 武蔵野S

スワンステークス
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はアグネスラズベリ。初のOP挑戦だった
ヴィクトリアMで5着と好走。その後のCBC賞は
荒れ馬場を苦にして伸びきれなかったもの。得
意の京都1400なら能力を出し切れるはず。
 相手はインセンティブガイ。この秋2戦は不甲
斐ない結果となっているが能力は十分通用して
いる。前走マイル戦で折り合いを欠いたので1F
短縮は良い方に出るはずで巻き返しがあっても
不思議はない。
 メイショウボーラースプリンターズSで大健
闘の2着。出来がどれだけ維持出来ているか。
 タガノバスティーユスプリンターズSで大外
一気を決めて3着と波乱を呼んだ。1F延長が
微妙だが平坦の京都コースならこなせてもいい。

 買い目
 3連単1着固定
 1→(4-5-9-14-15-18)
 30点
1 1 アグネスラズベリ
1 2 マイネサマンサ
2 3 ブルーショットガン
2 4 タガノバスティーユ
3 5 × オレハマッテルゼ
3 6 サイドワインダー
4 7 アルビレオ
4 8 シンボリグラン
5 9 インセンティブガイ
5 10 エムエスワールド
6 11 プリサイスマシーン
6 12 リボンアート
7 13 ネイティブハート
7 14 メイショウボーラー
7 15 × ステキシンスケクン
8 16 チアフルスマイル
8 17 タマモホットプレイ
8 18 × シンボリエスケープ
武蔵野ステークス
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はフサイチリシャール。父クロフネ
同様このレースからダート転向となった。
芝では切れ味で見劣っていただけにこの
ダート転向はいいだろう。実績的にあっさ
りもありうる。
 相手はサンライズバッカス。昨年の同レ
ースでカネヒキリを破り金星を挙げている。
休み明けの上ゲート難もあり不安材料も多
いが能力は当然上位。
 ヒカルウイッシュは東京コース3勝、ダ
ートマイル3勝と条件が揃った。G3の壁
を破れるか。
 タイキエニグマは昨年冬場に3連勝と寒
い時期を得意としている。調教の動きも抜
群で一変もありえる。

 買い目
 3連単1着固定
 7→(1-5-6-8-10-12)
 30点
1 1 × サカラート
1 2 チョウカイロイヤル
2 3 ドンクール
2 4 ヤマタケゴールデン
3 5 サンライズバッカス
3 6 タイキエニグマ
4 7 フサイチリシャール
4 8 ヒカルウイッショ
5 9 フィールドリュージュ
5 10 × サイレントディール
6 11 ニホンピロサート
6 12 × トーセンブライト
7 13 マイネルモルゲン
7 14 サンライズキング
8 15 シーキングザベスト
8 16 クーリンガー

2006年10月25日

ブリーダーズカップ展望(2006年第5回)-スプリント

実は間違えてエントリを消してしまいましたので、下書きに加筆して再アップいたします。少々文面が変わっていますが、ご容赦ください。

【1】傾向

スプリント路線は展開不問なので、タイム差の原因のほとんどが馬場によるものだ。西海岸では1分8秒台がほとんどだが、時計のかかるローレルやフロリダあたりだと、1分10秒台くらいになることが多い。今年のチャーチルダウンズはパワー型よりスピード型が有利な速い馬場に分類される。勝ち時計はおそらく1分8秒台くらいになるとみられる。

一般に西海岸を得意とするスプリンターは、スピードに優れる一方で力のいる馬場になったり、激戦となったりすると脆い。一方、フロリダ(ガルフストリームやコールダー)や東海岸(特にローレル)などを得意とするスプリンターは時計勝負では弱いが、激戦になると強い。ただ東海岸でもPomeroyHenny Hugesのようにサラトガやベルモントを得意とする馬は、スピードもある。スプリント路線は、層が厚いものの入れ替わりも激しい。昨年の出走馬はわずか1頭となりそうだ。それでも今年も好メンバーで、昨年のLost in the Fogのような目玉はいないものの、激戦が期待できそうだ。


【2】出走馬紹介

ブックメーカーの1番人気は、3歳馬Henny Hughesの模様。この馬は9戦6勝2着3回と、連を外したことがない。昨年のBCジュヴェナイルではハイペースで逃げて2着に踏ん張ったように、マイル以上をこなすスタミナもある。UAEダービーに向かう途中で故障して復帰は遅れたものの、キングスビショップSでG1初勝利を挙げると、ヴォスバーグSでは古馬初挑戦もクリアした。軽い相手との対戦多かったLost in the Fogよりは厳しい相手と戦ってきている。また、かつては強引なレースが目立ったが、最近は序盤抑え気味に入ることも覚えつつある。3歳馬は過去22年で6勝と苦戦しているが、過去5年に限れば3勝を挙げているの。もちろん、今回はヴォスバーグSと比べると相手も格段に強くなるので、楽勝ムードではない。持ちベイヤーも110を越えたのは1回のみでそれもこれは過去の平均(114)より劣る113。また、多頭数のスプリント戦の経験は浅い。などということもあり、オッズは3倍前後になるだろう。

古馬はまずは追加登録料を支払ってでてきた西海岸のBordonaro(12戦9勝)。ベイヤー指数で選ぶならこの馬だ。昨年の12月にハリウッドのG3でベイヤー115をマークすると、今年4月には時計のかかるオークローンでも115をマーク、G1初挑戦となったビングクロスビーBCHでは2着に敗れたが、前走エイシェントタイトルBCHでは今年全米最高となるベイヤー119をマークした。こちらは6ハロン以上を走ったことがない短距離のスペシャリストで、昨年末以降、遠征を繰り返し5つの競馬場で1分8秒台をマークしている。輸送経験は豊富で、チャーチルの馬場も問題はなさそう。5歳馬だが、まだキャリアが浅いのは後ろ脚の脚部不安に悩まされてきたのが理由で、レース間隔を開けて使われてきた。陣営は、前走後はいつも出る痛みが出なかったと語っている。また、強豪との対戦経験も限られていて経験という面では3歳馬のHenny Hughesよりも劣るかもしれない。勝てば、Tiznow以来2頭目のカリフォルニア産馬のBC勝利になる。

これに続くのが、Siren Lure(20戦12勝)か。デビューしてしばらくはダートを使っていたもののパッとせず、3度クレイミングで売りに出されている。そして、5万ドル(約550万円)で現在の厩舎に移籍後、芝のスプリント路線に転向して10戦6勝して力をつけると、今年5月にダートに再転向し、ステークス、G1、G2と3連勝。一気に主役候補に踊り出た。タイプ的には、差し・追い込み型で、パットオブライエンHの追い込みは強烈だった。もっとも、過去2戦の7ハロンと、BCの6ハロンでは、大きくレースの様相が異なってくる。たとえば、昨年のパットオブライエンHでも追い込みのImperialismが勝ったが、BCでは惨敗している。距離短縮で相手が止まらないので、追い上げるところで脚を使ってしまうからだ。また、多頭数でのコースロスの心配も残る。間隔は開いているが、中間は1番時計を連発しているので、状態面での心配はない。

Pomeroy(17戦7勝)は長期休養明けを叩いて2走目のフォアゴーHを制するなど、今年も健在。ただ、この馬の場合サラトガではGI2勝を含む重賞3勝とめっぽう強い反面、他の競馬場ではG3の1勝があるのみで、あまり信用できない。湿った馬場では4戦して連を外したことがないので、雨が降ったら要注意。

Too Much Blingは、今年前半3歳スプリント路線の主役だった。しかし7月にキャリーバックSを楽勝した後休養して、その間に主役をHenny Hughesに譲った感がある。7ハロン以下では7戦5勝だが、相手が一気に強化される中、休み明けではさすがに厳しいか。

War Frontは、アルフレッドG.ヴァンダービルトHで重賞初制覇を果たし、その後フォアゴーHヴォスバーグHと2着している。今年は6戦1勝ながら2着が5回と非常に堅実。とはいえ、Henny HughesPomeroyにはともに2馬身以上の完敗で、よほどの常勝がない限り厳しいか。ただし、直前の調教の動きはかなりよい。

伏兵で警戒しなくてはならないのが、Thor's Echo(15戦3勝)。ドバイゴールデンシャヒーンでも差のない2着に入り、一旦休養して芝を叩いた後エンシェントタイトルBCHに出走し、逃げたBordonaroにしぶとく食い下がって2着に入った。この時のベイヤーが116で、これは走覇圏内だ。勝ちきれない面もあるが、叩き3走目で走り頃でもある。 もう1頭、出走してきたら要警戒なのがKelly's Landing7日にキーンランドのG3フェニックスBCHを制した。この馬は、一線級との対戦では惨敗続きだが、昨年チャーチルダウンズの6ハロンで1分7秒59というトラックレコードを出し、現在も保持している。ブリガディアジェラードの直系という珍しい血統でもある。

紅一点のMalibu Mintは春先のコールダーのプリンセスルーニーHではベイヤー115を記録しているが、速い馬場での実績は少し足りないか。また、Friendly IslandAreyoutalkingtomeはここでは厳しいか。他には、昨年4着のAttila's StormNightmare Affairなどが出走予定。Pure as Goldは骨折で回避。牝馬のDubai Escapadeは残念ながら出走せずに引退。Commentatorも回避。

Too Much BlingSiren LurePomeroyの3頭は休み明け。中でも3歳馬のToo Much Blingは7月15日のキャリーバックS以来の休養明けとなる。BCは全レースを通じて1月以上の休み明けはマイナスといわれている。しかし、ことスプリントに関して言えば、問題はないとみなされている。過去にも、Cajun Beat(2003)が中6週、Precisionist(1985)は6月以来の休み明けで勝っている。


【3】 展開予想

展開的には、 BordonaroHenny Hughesが先行し、これに Pomeroyが3〜4番手 を追走、 Thor's Echoは中団Siren Lure後方からのレースになるか。序盤から激しい攻防になるだろう。


【4】筆者の妄想に限りなく近い予想

実は消えてしまったので、前に書いた予想をちょっと忘れてしまいました(泣) なので、少し予想は変わってると思います。Commentatorもいなくなったし。

Bordonaro
Thor's Echo
Pomeroy
War Front
×Kelly's Landing

◎は時計的に信頼できるBordonaro。人気だけども馬単裏表で。相手はしぶといThor's Echo。▲Pomeroyはなんとなく残りそうな感じ。直前の動きで△War Front。調教時計4ハロン45秒台はすごい。あとはコース巧者のKelly's LandingSiren Lureは脚質的に消し。Henny Hughesはさしたる消し材料があるわけでもないんですが、勝ちに行って跳ね返されるかもしれないので思い切って消し。てか本音はBordonaro本命にしてる以上、消さないとつまらないというだけです(笑)


【5】参考

路線図 [北米スプリント]
昨年の展望記事[こちら]

2006年10月21日

2006年56回:菊花賞

菊花賞
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はメイショウサムソン神戸新聞杯
展開のあやでの2着。本番では心配ない。
 相手はアドマイヤメイン神戸新聞杯は明
かな余裕残しの仕上げ。一度叩かれ上昇。
 ドリームパスポートは展開が嵌ったときの
末脚が驚異。母系から距離もこなせそうで
一発が怖い。
 マルカシェンクは2歳時から素質の高さを示
していたが故障に泣かされていた。最後の1冠
で意地を見せたい。
 血統的魅力からトーホウアランソングオブ
ウインド
アペリティフの3頭が穴候補。

 買い目
 3連単フォーメーション
 1着:12
 2着:5.13
 3着:1.5.7.10.13.14.18
 12点
 3連単2頭軸マルチ
 1.12→5.7.10.13.14.18
 12.18→5.7.10.13.14
 12.14→5.7.10.13
 90点
1 1 × トーホウアラン
1 2 ミストラルクルーズ
2 3 シルククルセイダー
2 4 タガノマーシャル
3 5 アドマイヤメイン
3 6 ネヴァブション
4 7 マルカシェンク
4 8 マンノレーシング
5 9 インテレット
5 10 × フサイチジャンク
6 11 トーセンシャナオー
6 12 メイショウサムソン
7 13 ドリームパスポート
7 14 × アペリティフ
7 15 アクシオン
8 16 トウショウシロッコ
8 17 パッシングマーチ
8 18 × ソングオブウインド

2006年10月20日

2006年55回:富士S

富士ステークス
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はスズカフェニックス。気性面での
成長が著しくようやく能力を発揮できるよ
うになった。距離も守備範囲で稽古の動き
から調子もいい。手薄なマイル路線の新
星になれるか。
 相手はエアシェイディ。重賞ではワンパン
チ足りない印象だが距離をマイルに短縮し
てきて新味が出る可能性がある。
 インセンティブガイは休み明けの京成杯
オータムハンデ
で1番人気を裏切ったが元
々休み明けは一息な馬。一度叩かれどこま
で上昇しているか。
 マイネルスケルツィは前走の3着は振りが
あってのもの。古馬重賞にも目処を付けここ
も上位争い必死。

 買い目
 3連単1着固定
 13→(2-6-9-15-16)
 20点
1 1 メテオバースト
1 2 マイネルスケルツィ
2 3 メジロマイヤー
2 4 スーパーホーネット
3 5 スクールボーイ
3 6 × カンファーベスト
4 7 デンシャミチ
4 8 テレグノシス
5 9 × ヴリル
5 10 サンバレンティン
6 11 フジサイレンス
6 12 キネティクス
7 13 スズカフェニックス
7 14 ダンスインザモア
7 15 インセンティブガイ
8 16 エアシェイディ
8 17 ニューベリー
8 18 タニノマティーニ

ブリーダーズカップ展望(2006年第4回)-ジュヴェナイル

あえて展望しにくいのからやってるような気も・・・(笑)

【1】展望

現在のところ今年の2歳戦線は、昨年と比べると派手なメンバーを欠く状態。ベイヤー指数でみても、昨年はディスクリートキャット(Discreet Cat)(106)、ヘニーヒュージズ(Henny Hughes)(105)、ファーストサムライ(First Samurai)(103)など、計7頭の馬がBCジュヴェナイルまでにベイヤー100以上をマークし、BCジュヴェナイル本番でも勝ったスティービーワンダーボーイ(Stevie Wonderboy)が104という高い数値をマークした。しかし、今年はまだ100を越えた馬は1頭もおらず、99が最高。

とはいえ、2ターン*の8.5ハロンで行なわれるBCジュヴェナイルは、力関係は一変するため、この数字から低レベルと決め付けるのは禁物。昨年の覇者、スティービーワンダーボーイも1ターンでは86の持ちベイヤーしかなかった。

*ベイヤー指数は、コーナーを1度しか回らない1ターン(マイルまで)とコーナーを2度回る2ターン(マイル以上)で数値の体系が異なっている。基本的に同じ数値なら2ターンのほうが価値が高い。2歳戦で言えば、1ターンでの100はレベルの高い新馬戦でまれに出ることがあるが、2ターンの100はステークスでないとまず出ない。また、1ターンで100を越える牝馬はたくさんいるが、2ターンで100を出せば、G1でも好勝負ができる。

今年は、キーンランドのレーンズエンドブリーダーズフューチュリティ(G1・8.5F・10月8日)を制したグレートハンター(Great Hunter)と、2着のサーキュラーケイ(Circular Quay)が最有力候補。グレートハンターはベストパルS、デルマーフューチュリティと西海岸の1ターン戦で連続して2着したあと、キーンランドに遠征し、内枠から4番手の好位から直線抜け出して快勝した。アプティテュード(Aptitude)産駒で、血統的には2ターンでこそという馬。オニール厩舎は昨年に続く連覇を狙っている。一方、圧倒的1番人気に推されたサーキュラーケイは、グレートハンターをマークする格好でレースを進めたが、外を回ったコース取りが悪く、しかも他馬にも何度もぶつけられた模様で、キーンランドでは非常に有利といわれる1番枠を生かしきれなかった。サーキュラーケイもサンダーガルチThunder Gulch)産駒で距離は問題ない。

両頭に続く評価なのが、シャンペンS(ベルモント・8F・G1)を制したヨハネスブルグ産駒のスキャットダディ(Scat Daddy)。こちらは道中後方を追走して4コーナーで仕掛けると、粘るペガサスウインド(Pegasus Wind)とノービズライクショービズ(Nobiz Like Shobiz)をまとめて差しきった。父に続く2代連続の勝利なるかが注目。なお、2着のノービズライクショービズは出走予定だったが、故障のため回避する。また、シャンペンSの翌週行なわれたフューチュリティS(ベルモント・7F・G2)を制したのはキングオブザロキシー(King of the Roxy)。こちらはレース内容的にも血統的にも、やや距離に不安があるか。2着のシーピーウェスト'(C P West)も出走の公算。

上記有力馬のうち、サーキュラーケイ、スキャットダディ、キングオブザロキシーの3頭出しという強力ラインナップなのが、プレッチャー厩舎。どの馬もチャンスがあるとみられている。

西海岸のノーフォークS(10月9日・8.5F)を勝ったストーメロ(Stormello)と、クビ差の2着だったプリンシプルシークレット(Principle Secret)の2頭も有力候補。ベイヤー指数は96で、タイム、ベイヤーともに過去2年よりも良く、過去のBCの平均ベイヤー(約98)に迫るもの。レースは、休み明けの人気馬プリンシプルシークレットが逃げて粘ったものの、最後伏兵のストーメロに差された格好。プリンシプルシークレットは本番での上積みが予想される。また、ストーメロはあまり人気していないようだが、距離が伸びて成績がよくなっており、伏兵以上の存在だ。なお、6着に敗れたデルマーフューチュリティ勝ち馬のホースグリーリー(Horse Greeley)は、レース中に外傷を負ったため、回避する。

新種牡馬産駒が4頭出てくるのも注目ポイントのひとつか。

・Street Sense(Street Cry)
・C P West(Came Home)
・Scat Daddy(Johannesburg)
・King of the Roxy(Littleexpectations)


【2】展開予想

昨年は有力馬にヘニーヒュージズやファーストサムライがいたため、誰もがハイペースを予想した。しかし、今年は有力馬にそこまで速い馬がおらず、伏兵のスプリンターがペースを握ることが予想されるため、展開予想は難しい。ペガサスウインドあたりが先行し、プリンシプルシークレットがこれに続き、グレートハンター、サーキュラーケイが好位、さらにスキャットダディ、ストーメロあたりは中団からのレースになるか。


【3】 筆者の妄想に限りなく近い予想

バルバロやバーナーディーニ、ディスクリートキャットを擁し、ビンテージクロップと評判の3歳馬は、2歳時から強そうな馬が多かったです。また、タイプ的にもどの馬も個性的で、どれを追いかけようか目移りしました。それと比較してしまうと、今年はまだ肩入れしたいと思う馬がいません。今年は7〜8頭にチャンスがありそうな感じです。DRFやBloodhorseの展望記事も読みましたが、有力馬を並列的に扱っていて、やる気を感じませんでした(笑)。まぁ、本当の本番は来年の5月。いずれすごいのが必ず出てきます。

チャーチルでは西海岸勢が穴をあける傾向があるので、狙ってみたいとは思いますが、予想大会では変えるかもしれません。

C P West
Great Hunter
Principle Secret
Stormello
× Circular Quay

とかいいつつ◎は東海岸の伏兵、C P West。ケイムホーム産駒、母父はあのダイナフォーマー。
先日ドラゴンウェルズで日本列島にも衝撃を与えた宇宙的名種牡馬です。

がんばれジトせんせー、去年のフロリダダービーでのあのガッツポーズを再び見せてくれ! ←結局それか(笑)


【4】参考リンク

路線図 [2歳牡馬]
昨年の展望記事 [こちら]

2006年10月17日

ブリーダーズカップ展望(2006年第3回)-ジュヴェナイルフィリーズ

芝は欧州勢の動向がまだ見えないので、先に2歳戦から。
【1】展望
ここ数年、BCジュヴェナイルフィリーズは西海岸勢が優勢で、今年も西が優勢。東海岸は、3歳6月以降に開催されるNYRA3冠という目標があり、有力馬が揃うのは4月以降になるため。これに対し、地元にこれといった目標のない西海岸勢は、このレースに対して強い意欲を見せる。西海岸の馬が勝つと、ケンタッキーダービーを本気で視野に入れることも多い。

プレップレースで一番レベルが高かったのが、その西海岸のオークリーフS。このレースは過去3年でハーフブライドルド (Halfbridled)、スイートカトマイン(Sweet Catomine)という2頭のBC勝ち馬を出している。今年の勝ち馬で3戦2勝のキャッシュインクルーディッド(Cash Included )は、勝ちタイム1.42.86(ベイヤー93指数)を叩き出し、タイムでハーフブライドルドやスイートカトマインを上回り、ベイヤーでもスイートカトマインを上回った。レース内容も外から強引に先行し、3角で仕掛けてねじ伏せる強い内容で、堂々の1番人気になると思われる。2着のポイントアシュレイ(Point Ashley)も、最後は4馬身半離されたが、終始勝ち馬よりかなり外を回らされたのが響いた格好で、直線半ばまで食い下がった好内容からは着差ほどの実力差は感じられない。

これに対し東海岸は混戦模様で、有力馬が見当たらない。

東海岸の有力プレップであるフリゼットSはマイル戦で1.40.22(ベイヤー指数68)、上りの4ハロンが54.5秒もかかる乱戦となった。スプリンターが序盤の4ハロンを45秒台で飛ばして直線早々にいっぱいになる中、後方からインを突いて差し切ったのは、これまたメドウレイク産駒のストゥラ(Sutra)のレース内容は悪くないが、展開が展開だけに評価しづらいところ。もっとも、北米のG1ではこのような差し馬が2着に来ることが結構あるので、出てくれば気をつけたい1頭だ。2・3着馬は出走予定で、ストゥラは現在前向きに検討中。

次に、キーンランドのアルシビアデスSは、単勝48倍のベルエアビューティ(Bel Air Beauty)が後方から差し切り勝ちを収め、これまた波乱の結果となった。スピナウェイS1・2着のアピーリングゾフィー(Appealing Zophie)、コットンブラッサム(Cotton Blossom)など、東海岸の有力馬が集結してフリゼットS以上のメンバーを集めた。しかし、キーンランド競馬場は今秋からポリトラックが導入されたことが影響したようだ。従来は、先行馬が非常に有利なコースだったが、ここまでのところ差し馬が有利な状況(anti-speed bias)が続いていて、先行馬はそろって沈んだ。このため、先行して敗れたアピーリングゾフィーの陣営は悲観していない。また、コットンブラッサムは外枠から先行したことによるコースロスが大きかった。本番には上位3頭と、アピーリングゾフィー、コットンブラッサムが出走予定。

従来、内枠の先行馬有利で時計のかかるキーンランド競馬場と、外枠の差し馬が来るケースも多く、速い時計が出るチャーチルダウンズ競馬場は対照的な競馬場とみられてきた(このため、両方の競馬場で勝つのは難しいといわれてきた)。キーンランドのポリトラック導入でこの関係が今後どう推移していくのかにも注目したい。

展開はまだ読めないが、出走頭数は多くなりそうなので枠順が鍵か。キャッシュインクルーディッドは好位につけたいところ。


【2】予想
Cash Included
Point Ashley
Cotton Blossom
× Sutra


11/3 一部修正・加筆

2006年10月14日

2006年54回:秋華賞 府中牝馬S

秋華賞
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はアドマイヤキッス。秋初戦のローズS
でこれまでのじりっぽさを払拭して決め手強化
を印象付けた。どうみても大敗は考えづらい。
 相手はブルーメンブラット。夏の札幌で古馬
相手にレコードでの逃げ切り地力強化が見て
取れた。オークスでは不利に泣かされたが最
後の1冠で雪辱を狙う。
 無敗のオークス馬カワカミプリンセスはローテ
ーションでマイナスポイント。十分に乗り込まれ
てはいるがはやり心配になる。あっさり勝たれ
ても不思議は無いが大敗も考えられる。
 ニシノフジムスメは世代では上位の存在もオ
ークス5着とローズS4着で人気の盲点になっ
ている。調教もしっかり時計を出しており一発
あっても不思議はない。

 買い目
 3連単フォーメーション
 1着:6.9.12.15
 2着:6.9.12.15
 3着:2.3.4.5.6.9.12.15
 72点
1 1 キストゥヘブン
1 2 × ソリッドプラチナム
2 3 × タッチザピーク
2 4 × シェルズレイ
3 5 × フサイチパンドラ
3 6 ブルーメンブラット
4 7 シークレットコード
4 8 ホウシュウルビー
5 9 アドマイヤキッス
5 10 ヤマトマリオン
6 11 キープユアスマイル
6 12 カワカミプリンセス
7 13 サンドリオン
7 14 ブロンコーネ
7 15 ニシノフジムスメ
8 16 アサヒライジング
8 17 トシザサンサン
8 18 コイウタ
府中牝馬ステークス
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はディアデラノビア。前走は仕上
がり途上ながら牡馬相手に3着と好走。
目標はまだ先だが牝馬相手のここは
負けられない。
 相手はヤマニンシュクル。能力的には
上位だが休み明けとコース相性で評価は
ここまで。仕上がりもまだまだ途上段階。
 デアリングハートクイーンスSでは見
事な逃げ切り。しかし東京コースに変わる
のは割引が必要で距離に不安が残る。
 サンレイジャスパー新潟記念で惜しい
2着と末脚は重賞クラス。出来落ちも見ら
れず好調維持。

 買い目
 3連単1着固定
 8→(3-4-5-9-16-18)
 30点
1 1 ヤマニンメルベイユ
1 2 リボンアート
2 3 デアリングハート
2 4 ヤマニンシュクル
3 5 × レクレドール
3 6 ホウザングラマー
4 7 マドモアゼルドパリ
4 8 ディアデラノビア
5 9 × ロフティーエイム
5 10 ウイングレット
6 11 コアレスパティオ
6 12 スプリングドリュー
7 13 ジャッキーテースト
7 14 ライラプス
7 15 コスモマーベラス
8 16 サンレイジャスパー
8 17 エイシンテンダー
8 18 × プリンセスドルチェ

2006年10月13日

2006年53回:デイリー杯2歳S

デイリー杯2歳ステークス
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はオースミダイドウ。野路菊賞は
超スローでの逃げ切りで評価に難しいが
まだまだ伸びしろがありそうなレース内容
でこれといった強敵がいない今回はすん
なり逃げ切れる。
 相手はローレルゲレイロ札幌2歳S
はハイペースを追いかけた分粘りきれなか
ったが十分力を示した。距離延長も良い方
に出そう。
 アルシラートは新馬戦で出遅れを物とも
せずに豪快に差しきった。その末脚はオー
プン級の能力を垣間見た。調教の動きも上
昇しており面白い存在。
 マイネルソリストは初勝利までに4戦掛か
ったが前走時計が上々で侮れない存在。

 買い目
 3連単1着固定
 4→(1-3-5-7-9-11)
 30点
1 1 × クラウンプリンセス
2 2 オールライトナウ
3 3 × マルカハンニバル
4 4 オースミダイドウ
4 5 ローレルゲレイロ
5 6 クールスーペリア
5 7 × キングスデライト
6 8 スナークトモクン
6 9 アルシラート
7 10 メイショウバルドル
7 11 マイネルソリスト
8 12 アラハ
8 13 ケイアイマイスキー

2006年10月12日

ブリーダーズカップ展望(2006年第2回)-ディスタフ

個人的に好きなレースが、このBCディスタフ。馬券的にも難しく、楽しめるレースだと思います。そのぶん、展望を書くのは大変なのですが(笑)
今年のダート牝馬路線はプレッチャー厩舎の独壇場となっているのが現状ですが、それを崩す馬が出てくるかどうかが鍵です。

【1】出走予定馬紹介

こちらは過去10年で古馬6勝、3歳馬4勝。こちらは牡馬と違って、ケンタッキーオークスにそこまで大きな比重はないため、6月から8月にかけて行なわれるNYRA3冠くらいから路線が本格化する。そのため、上昇カーブを描きながら本番に挑める馬が多いという印象。とはいえ、やはりパワーのいるダートでは、やや古馬が優勢といったところ。

今年の1番人気は古馬で、8連勝中のフリートインディアン(Fleet Indian)。4月にホーソンの9ハロンのG3で記録したベイヤーが牡馬並みの112。以降も、9〜10ハロンという長いところで圧勝続き。北米のダート牝馬は、8.5ハロンをこえると急にパフォーマンスが落とす馬がほとんどだが、豊富なスタミナを持つこの馬は10ハロンでもベイヤー105をマークできる。そのため、距離が伸びるにつれ相対的にこの馬の力が際立つ格好になっている。あまり知られている馬ではないが、ここまでのパフォーマンス的にはサイトシークSightseek)などの名馬に肉薄するといってもいい。ただ、心配な点は、前走のベルデイムSで、バレットBalletto)思いがけず食い下がられ、アタマ差という厳しい競馬になってしまった点で、反動がやや心配。

フリートインディアン以下は混戦で、どの馬にも出番がありそうだが、とにかく、プレッチャー厩舎勢が強力。

まずは、キーンランドのスピンスターS組。キーンランド競馬場は極端な内枠有利で、なおかつ他の競馬場と比べて時計がかかるため、ただでさえ荒れやすいことで知られている。その上、秋からポリトラックが導入されたため、余計に読みにくくなってしまった。このレースをどう捉えるかが予想をする上で重要な鍵になりそうだ。この中からまず挙げられるのが、プレッチャー厩舎のもう一頭、スパンシュガー(Spun Sugar)。従来はフリートインディアンよりこちらのほうが期待されていたが、スピンスターSでは8着に敗れた。もっとも、3着以下から8着までが1馬身以内という大混戦。出遅れたハッピーチケット(Happy Ticket)とともに、本番での巻き返しが予想される。勝ったアシシンプル(Asi Siempre)も、参戦を検討中で、出てくれば期待される1頭だ。

ベルデイムS2着のバレットは、上述のようにフリートインディアンに食い下がった。テンのスピードを欠き、追い込んで2着が多いのが特徴だが、どの距離でも確実に浮上してくる。8ハロンは短く、10ハロンは長いので、距離的には8.5〜9ハロンがベスト。前が激戦になれば勝ちきるところまであるかもしれない。また、テイクドツアー(Take D' Tour)は、7〜8ハロンでは非常に強いが、8.5ハロン以上では距離の限界を露呈してしまっている。いまや貴重なセクレタリアート直系の馬だが、やや厳しいか。ベルモントのもうひとつの古馬のプレップ、ラフィアンHを制したのもプレッチャー厩舎で、こちらはプールアイランド(Pool Land)。レース的には派手さはなかったものの、Take D' Tourをマークして完勝した。この馬をラビットとして出走させられるほど、今のプレッチャー厩舎には余裕がある。

西海岸の古馬では、ヘルシーアディクション(Healthy Addiction)に勢いがある。ワンペースな馬なため、強気にレースをして差し馬に敗れることもあるが、勝つときは強いレースを見せる。今年に入り、サンタマルガリータ招待Hを含む重賞3勝を挙げており、プレップのレディズシークレットBCHも制している。あとは古豪のハリウッドストーリーHollywood Story)。長期にわたり、安定感は際立っているのだが、非常に勝負弱い面ももつ。今年は、ヴァニティHで久々のG1を制した。西海岸勢の戦前の評価はあまり高くはないが、西海岸勢は、チャーチルダウンズは苦にしない馬が多いので、人気がないからといって侮ることはできない。

3歳の筆頭は、アラバマSと、ガゼルHを制しているパインアイランド(Pine Island)。ここまで3歳相手には安定した成績を残している。さらに、昨年の覇者プレザントホーム(Pleasant Home)の姪という血統もプラスだ。もっとも、ガゼルHで1馬身差の2着だったチームメイト(Teammate)が、フリートインディアンに惨敗したのは気がかりだ。エイコーンSマザーグースSを制したブッシュファイアー(Bushfire)は、休み明けのガゼルHで5着に敗れている。この馬は相手云々よりも気分よく先行できるかどうかが重要な馬で、自分のレースができれば、格上の相手でもかなり粘れる。調子さえ戻っていれば、馬券に絡む可能性は十分ある。できれば内枠が欲しいところ。

【2】展開予想

おそらく、プレッチャー厩舎としては、プールアイランドにフリートインディアンやスパンシュガーのためのペースメーカーをやらせたいと考えていると思います。バレットなどの馬の差し脚を警戒するため、序盤はややスローに持ち込み、できればそのまま粘りこみたいところです。これに対し、西海岸の快速馬、ヘルシーアディクションがどう出るかが鍵になるんじゃないかと思います。ただ、ヘルシーアディクションとフリートインディアンと有力馬が前にいる以上、3コーナーから激しくなることは必至で、差し、追込み馬にも十分チャンスはあると思います。


【3】オッズ

Fleet Indian 3.25
Pine Island 5.5
Balletto 7.0
Asi Siempre 7.0
Healthy Addiction 10.0
Spun Sugar 11.0
Pool Land 11.0
Happy Ticket 12.0
Bushfire 13.0
Round Pond 17.0
Take D' Tour 21.0
William Hill)

【4】筆者の妄想に限りなく近い予想

Balletto
Fleet Indian
Spun Sugar
Bushfire
×Happy Ticket
Healthy Addiction

基本的にFleet IndianBallettoの人気サイドの決着とみますが、レースが激しくなる分Ballettoのほうを若干上に取りました。予想大会は馬単の裏表でいくかもしれません。Bushfireの複なんてのも面白いと思います。キーンランド組はやはりちょっと怖いです。

【5】参考リンク

路線図 [3歳][古馬]
昨年の展望記事 [こちら]

2006年10月11日

ブリーダーズカップ展望(2006年第1回)-クラシック

まだ出走馬が完全には確定していませんが、BCの展望をしたいと思います。

【1】出走予定馬紹介

BCクラシックは、ここ10年で3歳馬はわずか2勝で古馬優勢。理由としては色々考えられるが、やはり3歳馬は春の3冠にピークを持ってくるからというのが大きい。この時期春のダービー戦線を沸かせた有力馬は休養していることが多い。ちなみに、3歳でBCを制した1頭であるティッツナウ(Tiznow)は、3冠には間に合わなかった。

今年の堂々の本命候補はその3歳馬、バーナディーニ(Bernardini)。3歳2月にデビューしてから7戦6勝で、現在6連勝中。春はほとんど厳しいプレップをつかわないまま4連勝でプリークネスSを制し、その後もトラヴァーズSジョッキークラブゴールドCなど楽勝続き。前走は4頭立てとはいえ、古馬初対戦もクリアした。前半はややゆっくり入り、残り800くらいからロングスパートをして、力で相手をねじ伏せるという競馬を得意とする。ベイヤー指数も、117、116、114、113と古馬を含めても断然の数字で、DRF紙はもはや「古馬の挑戦を受ける立場といっても過言ではない」と語る。不安材料は、今年8戦目と、やや疲れが心配なことくらいか。あまり速い持ち時計はないが、レースで見せているスピードからして速い馬場でも問題はないだろう。

対する古馬勢はやや層が薄いものの、東西に主役が揃っている。

まずは、西海岸の古馬代表ラヴァマン(Lava Man)。昨年ジャパンカップダートで惨敗した後、休みを入れずに立て直し、芝を含む7連勝。かつては、爆発的な強さを見せるものの、折合い難、輸送難、斤量難と、弱点も多く、脆さを見せていたが今年に入っての進境は著しい。前半抑えることを覚えた分レースぶりに派手さはなくなったが、その分安定感が増した。また、前走グッドウッドBCHでは57.1キロもこなして見せた。チャーチルダウンズの馬場だが、よほど馬場が乾かない限り馬場は問題はないだろう。あとの心配は輸送か。バーナディーニの前でレースをして、相手が仕掛ける直前に引き離したいところ。

東海岸代表はインヴァソール(Invasor)。こちらは、昨年のウルグアイ3冠馬。年明けドバイのUAEダービーで4着に敗れたあと、ピムリコスペシャルスティーヴンフォスターHを勝ち、以来サバーバンHホイットニーHと3連勝中。当初は北米競馬のペースに戸惑う面もあったが、レース内容も徐々によくなってきており、東海岸の古馬の代表的存在となった。ジョッキークラブゴールドCをスキップして、直接本番に挑む。既にチャーチルダウンズを経験しているというのは大きい。

欧州からはデヴィッドジュニア(David Junior)が参戦予定。ダートは未知数だが、血統的には問題ないだろう。参戦を予定していたディラントーマス(Dylan Thomas)が惨敗したオブライエン厩舎は、英2000ギニー馬ジョージワシントン(George Washington)の参戦を検討しているが、こちらはまだ流動的だ。いずれにせよ、北米競馬は馬場、展開ともにまったく異なるだけに、欧州馬にとっては厳しい戦いが予想される。

伏兵では5年連続参戦となる古豪パーフェクトドリフト(Perfect Drift)。過去4年は、12着、6着、4着、3着、と徐々に着順を上げている。ダイナフォーマー産駒らしく自分から動けないタイプなので、叩き合いになると弱いが、激戦となるBCでは確実に追い込んで来るので侮れない。更に、ワンダリンボーイ(Wanderin Boy)、サンキング(Sun King)、アンドロメダズヒーロー(Andromeda’s Hero)というニック・ジト厩舎の3頭。出走予定馬は未定だが、中では追込み馬に転じて前走インヴァソールを追い詰めたサンキングが怖いか。ワンダリンボーイは出てくればペースを握ることになるかもしれない。ストロングコンテンダー(Strong Contender)は、インディアナダービーを制してここに挑む。ケンタッキーダービー馬、ジャコモ(Giacomo)は出否未定だが、ダービーを制した舞台でもあり、出てくれば面白い。

バーナディーニ、インヴァソール、ラヴァマンの3頭のうち、勝った馬が年度代表馬になるのは確実だろう。

【2】展開予想

バーナディーニがジョッキークラブゴールドCでワンダリンボーイにつけた着差が10馬身、インヴァソールがピムリコスペシャルスティーヴンフォスターHで同馬につけた着差が1馬身1/4。北米のダート競馬で単純な着差比較は危険だが、バーナディーニの優勢は動きそうにない。ラヴァマンも勝つためには、去年カリフォルニアンSで見せたような爆発的なパフォーマンスが必要か。展開としては、そう行く馬もいないので、Spanish Chestnutでも出てこない限り、前半の800は47秒くらいの平均ペースで入り、そこから後半勝負で、息の入らない激戦になると予想。勝ちタイムは、1分59秒後半から2分00秒前半くらいとみる。


【3】オッズ

Bernardini 8-5
Invasor 4-1,
Lava Man at 5-1,
David Junior at 8-1,
Dylan Thomas, Perfect Drift, Shirocco, Strong Contender, Sun King 12-1

【4】筆者の妄想に限りなく近い予想

Sun King
Bernardini
Invasor
Lava Man
×Giacomo
David Junior

昨年に引き続き展望と真っ向から矛盾する予想(笑)。追い込み炸裂を期待です。
予想大会では総流しする予定です。出てくればGiacomoなども含めて。
頼みますよ?ジト先生!

【5】参考リンク

路線図 [3歳][古馬]
昨年の展望記事 [こちら]

2006年10月07日

2006年52回:京都大賞典 毎日王冠

京都大賞典
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はスイープトウショウ。休み明け、
距離延長と不安要素がいくつかあるが
このメンバーなら能力は一枚上。京都
コース5勝と相性もよくいきなりから狙う。
 相手はストラタジェム。この春素質開
花させ春の天皇賞で3着の実績を挙げた。
休み明けはあまり得意ではないが嵌れば
末脚驚異。<