2008年05月31日

仏ジョッキークラブ賞展望

過去記事に 2つ間違いがありましたので訂正します。まず、牝馬のジョッキークラブ賞制覇は1917年が最後。もう一つは、Democrateは細君ではなく、モハメド殿下の勝負服で出走します(玄米茶さん、情報ありがとうございますm(_ _)m)。

さて、ジョッキークラブ賞の展望です

シャンティ競馬場は一周2400m、直線660m(外コース)と長い。2100mに短縮されたジョッキークラブ賞のコース形態は、1ターンの2100[」。また、シャンティはフランスの主要競馬場のでは最も時計が出やすい競馬場で、良馬場なら日本に近い時計が出る。枠は昨年も15番より外は7着が最高と、10より外枠ははっきりと不利で、外枠を嫌がる陣営が多い。差しが決まらない馬場ではないが、多頭数なので、あまり後ろだと4角で外を回されるため、届かない。特に距離が短縮されてからは前有利となり、Hurricane RunやZambezi Sunといった後のG1馬も差し損ねている。例年、フランスの6月は一番天気も良く暑い季節でこのシャンティ開催も乾いた馬場になるのだが、今年は雨が降ったためそれほど堅い馬場にはならなさそうだ。馬場状態は土曜のロンシャンが3.6、明日の天気も曇り時々雨となっているので、それほど良くはならなさそうだ。

今年のジョッキークラブ賞は、直接対決があまりないのと、悪天候で前哨戦のほとんどがペネトロ4.0以上の不良馬場で行われたため、実力の比較は難しく、今のところ人気は割れている。しかし、大きなリタイヤもなく各馬順調に出てきたため、レベル的には例年のジョッキークラブ賞の中では若干高いほうではないか、と思われる。

今年の注目度でいえば、断然英1000ギニーを制したNatagora(8.0)。牝馬の勝利は1917年以来なく、また、連対も1958年以来ない。勝てば伝説となる(dans la legende du turf)と現地では報じているが、距離経験がマイルまでしかなく、前走時点ではそのマイルも不安視されていたので、500mの距離延長は大きな壁だ。11番はギリギリなんとかなりそうな枠。

MLでは3番人気にとどまっているものの、1番人気はルジェ厩舎のHigh Rock(10.0)になりそうだ。今年に入って2戦全勝、前走フォルス賞では6馬身差の圧勝は、時計も申し分なく、素晴らしいレースだった。差し馬なため、同厩のMayweather(83.0)をペースメーカーに配している。このペースメーカーNatagoraとどう絡むかもポイントの1つ。

ファーブル厩舎は3頭の有力馬を出してきた。Democrate(13.0)は休み明けこそTrois Roisに敗れたが、2戦目のオカール賞では5番手から差しきり勝ち。時計もHigh Rockフォルス賞と遜色はない。直前にモハメド殿下に購入されたが転厩はせず、殿下の勝負服で出走する。デットーリがNatagoraに乗るのを許したあたり、どこまで勝機があると考えてるのかといった疑問は残る(セカンドジョッキーのマカヴォイのプライドを考慮したにせよ)。Prospect Wells(9.0)はProspect Parkの全弟で、MLでは2番人気に推されている。強い馬相手に惜敗続きだったものの、グレフュール賞では初勝利が重賞だった。前走に関してはスローペースに恵まれた感があり、力勝負になった場合は疑問。 2歳チャンプThewayyouare(11.0)は、Peeping Fawnの半弟で、カジノドライヴの従兄弟という超良血。前走休み明けのG1(仏1000Gns.)で、かつ大外枠を引いてしまうという不利があり、後方から6着に上がるのが精一杯、そのおかげで評価を落としている。しかし、今回は休み明け2戦目、今回は8番という好枠が引けた。また、もともとマイルは短いという評価もあり、今回は一変も期待できる。ジリ脚なところがあるが、勝負根性には優れているので、底力勝負に持ち込みたいところ。

Vision d' Etat(14.0)は4戦全勝。Libaud厩舎はフランス北西部のサルテ(Sarthe)の地方厩舎なため知名度は低いが、開幕当初から評価が高い。4月24日のPrix de De Suresnes(Listed-2000)で既にシャンティを経験しており、しかも重賞と遜色ない内容で圧勝している。

Head-Maarek厩舎の両頭は、G1実績があるものの、評価を下げている。Full Of Gold(29.0)の人気が下がるのは頷けるが、若干評価が下がりすぎているかもしれない。クリテリウム・ド・サンクルーを制し、休み明けのノアイユ賞を制した。このレースのレベルは高かったが、差し切る時にかなりもたついた。そしてオカール賞ではDemocrateと同じ位置からレースをして伸びなかった。かなりジリ脚っぽいので、もう少し距離が長い方が良いと思われる。19番を引いてしまった今回は、開き直って後ろからレースをしたほうが良いかもしれない。クリテリウム・アンテルナシオナル2着のHello Morning(32.0)は年明け3戦して連対がなく、かなり苦しい戦いになりそう。

ゴドルフィンのIbn KhaldunCasual Conquestが回避し、外国調教馬は2頭のみ。ウェルド厩舎のFamous Name (26.0)は愛2000ギニートライアル勝ちがあるが、9ハロン以上では未知数のうえ枠が悪い。Achill Island(25.0)は昨年のBCでは2着に入ったが、休み明け2戦して6、3着とまだ本調子が出ていない。後方から得意の末脚勝負にかけたいところ。

伏兵陣。Starlish(18.0)は平凡なCourse Bを勝ったあと、オカール賞では直線大きくよれて2着。よれてなければ勝っていたレースだった。先行・逃げ馬だが、距離・このメンバーでは控えるかもしれない。Montmartre(16.0)はアガカーン-スミヨンということで7番人気と人気しているが、2戦1勝とまだ未知数。デメルキャステル厩舎は、Trincot(23.0)とSalsalavie(24.0)。Trincotは、2歳時は6戦して勝てなかったが、年明けてから3連勝、前走はギッシュ賞で重賞制覇した。それほど派手な勝ち方ではないが、差してしぶといタイプ。Salsalavieは、フォルス賞High Rockの2着に敗れたあと、グレフュール賞では4着に終わった。外枠は不利。ラフォンパリアス厩舎のChinchon(20.0)は、前走Course Bで圧勝しているが、レースのレベルは決して高くなかった。伏兵のではTrois Rois(27.0)がいい。休み明け緒戦のDe Ferrieresはかなりの好内容で、前走のオカール賞も大きな差はなかった。ただ、枠が外過ぎるのでこれも連下候補までか?

展開予想。今年は有力馬に差し馬が多い。Natagoraが逃げるかどうかはわからないが、Natagoraが行かない場合はMayweatherがペースを作るので、それほどスローにはならないと思われる。この2頭のあとをProspect WellsStarlishTrois Roisあたりが先行グループを形成し、DemocrateThewayyouareHigh RockTrincotあたりは団に控え、Vision d' Etatはやや後方から、Full Of GoldAchill Islandあたりは後ろからか?

MLは厩舎・騎手でついてる感がありますね。一応、予想です。

(5)High Rock(ルジェルメ最強):補正タイム2位
(4)Vision d' Etat(マンディザバル最強):補正タイム5位
(3)Democrate(ファーブル?あっそ):補正タイム1位
(8)Thewayyouare(パスキエ最強):補正タイムなし
(16)Trois Rois(Radio Balance準レギュラーボニヤ最強):補正タイム3位
(15)Starlish(ジャルネはあんま最強じゃない(笑)):補正タイム1位のDemocrateにほぼ勝ち
(9)Achill Island(なんだかんだでおぶ)

今年はほとんどずっと雨だったので、重馬場に関してはこなしてる馬がほとんどです。アイルランドのAchill Islandだって去年のBCで酷い不良をこなしてますしね。予想は、せっかくですので1800以上のレースでの補正タイム上位組を中心に。◎-○からの2頭軸。Natagoraは応援はしてるんですが、今年は決行レベルも高く、さすがに牡馬相手の500m延長ということで、切ります。


■その他

コリーダ賞Fair Breezeが重賞連勝。強いですね。ここ2年PrideMandeshaと勝ってますが、スローだった去年のMandeshaより7.51秒補正タイム上です。
シャンティ大賞Zambezi Sun の復活なるか?
サンドリガム賞 :これまた微妙なレースですが、Albisolaと前々走Natagoraに負けてるModern Look の対決。
ロワイヨーモン賞 は極めて微妙なメンバーPrudenziaあたりか。



追記:ペネトロは3.5です。

2008年34回:ダービー 目黒記念

東京優駿
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はディープスカイ。直線一気の強烈な末脚
でNHKマイルCを制覇。距離と中2週のローテー
ションがどうかだが、疲れは全く見えず更に上積
みが見込める調教内容。最内枠を上手く捌けれ
ば前走の再現十分。相手はブラックシェル。中山
から東京に変わるのがプラスと思われてた前走で
しっかり結果を残した。こちらも疲れはみれず好調
キープしており勝ち負け。青葉賞馬アドマイヤコマ
ンドも怖い1頭。レーズセンス抜群でデビュー4戦
目でのダービー制覇を目論む。

 買い目
 3連単フォーメーション
 1着:1.3.8
 2着:1.3.4.8
 3着:1.3.4.8.9.10.15
 45点
1 1 ディープスカイ
1 2 サクセスブロッケン
2 3 ブラックシェル
2 4 タケミカヅチ
3 5 アグネススターチ
3 6 モンテクリスエス
4 7 スマイルジャック
4 8 アドマイヤコマンド
5 9 × マイネルチャールズ
5 10 × レインボーペガサス
6 11 レッツゴーキリシマ
6 12 サブジェクト
7 13 ベンチャーナイン
7 14 エーシンフォワード
7 15 × フローテーション
8 16 メイショウクオリア
8 17 ショウナンアルバ
8 18 クリスタルウイング
目黒記念
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はアルナスライン。昨年の菊花賞2着馬
で今年初戦のOP特別を圧勝。重賞未勝利馬に
してはハンデが見込まれたがそれは実力の証。
相手はロックドゥカンブ。昨年の菊花賞3着馬。
今年初戦となるが豪華メンバーだった有馬記念
でも4着と好走しており能力は間違いない。穴で
狙ってみたいのはトーセンキャプテン。長期休養
明けの2戦でそこそこの内容。叩き3走目で上積
みを見込め、ハンデもありがたい。

 買い目
 3連単フォーメーション
 1着:1.13.17
 2着:1.5.8.13.17
 3着:1.5.8.13.17
 36点
1 1 ロックドゥカンブ
1 2 フォルテベリーニ
2 3 アイポッパー
2 4 ソーユアフロスト
3 5 ホクトスルタン
3 6 トレオウオブキング
4 7 ブラックタイド
4 8 × ヒカリシャトル
5 9 トウカイエリート
5 10 ダブルティンバニー
6 11 チェストウイング
6 12 キングトップガン
7 13 トーセンキャプテン
7 14 トウカイワイルド
7 15 シルクネクサス
8 16 アップドラフト
8 17 アルナスライン
8 18 フサイチアソート

2008年05月30日

ナタゴラはデットーリ、カジノドライヴはプラード騎手に決定

■ナタゴラ(Natagora)の騎手はデットーリに決定

→Canal Turf:ライアン・ムーア?
 Et si Ryan Moore montait NATAGORA dans le Jockey Club (G1) ?

→Pais Turf:ムルタ or スミヨン?
 Natagora John-Patrick Murtagh ou Christophe Soumillon 118
 
→Racingpost:武豊?
 Natagora team could call on Take for Jockey-Club ride
 Natagora jockey saga:Moore steps up to the plate

答え:デットーリ
 Frankie Dettori en selle sur NATAGORA dans le Jockey-Club (G1).

全部外れでした(笑)

ゴドルフィンのIbn Khaldunは回避、殿下が購入したDemocrateにはセカンドジョッキーのMcEvoyが乗ることになり、直前でデットーリが空きました。殿下の馬がいる時でも、勝負になりそうな馬がいない時、殿下はデットーリに「好きな馬に乗っていいよ」ということがあります。

名前の出てたムーアか、あとはスペンサー、大穴でデムーロぐらいしかいないなぁと思ってたんですが、土壇場でこんな手がありましたか。

昨年、英国ダービーだけでなく、ジョッキークラブ賞を制覇し、英仏ダービーを両制覇。そして、ディアヌ賞も勝ったデットーリですから、陣営はしてやったり。万全の態勢と言っていいと思います。

■カジノドライヴ(Casino Drive)はプラー

万全の態勢で臨むとともに、(BCやJCDなども含めて)将来的にも乗ってもらえる可能性のある騎手、ということでプラードを選んだような気がします。名前が挙がっていた騎手だと、ヴェラスケスはプレッチャー厩舎の縛りがありますし、薬物事犯の前科があるゴメスだと、日本への入国が難しいと。

いずれにせよ、素晴らしい騎手を選んだと思います。こちらはこちらでいろんな因縁が絡んで盛り上がってきましたねぇ。

Speed, Stamina Make for a Smooth 'Drive'(Wagingtonpost)
→ワシントンポストでカジノドライヴ陣営の紹介

Big Brown's back at it, and so is Dutrow's mouth
→「ショーをするつもりはない」とデュトロー師。脚が悪いので、直線半ばで勝負をつけたとしても、ポイントギヴンのような圧勝をするつもりはないということのようです。

ESPN - Land of rising horses - Horse Racing(ESPN)
→ここ最近の日本馬の国際舞台での活躍は、メジャーリーグにおける日本人選手の活躍と似ている、と日本競馬通のPaulick氏。

Horse Insurance Is Scrutinized(WSJ)
→ウォールストリートジャーナルの記事ですが、面白かったです。血統(父・父父)を見て、故障しやすい血統の保険料を上げるという話。もっとも、故障した「Barbaro、Eight Bells、Big Brownの全てに故障しやすいNative Dancerの血が入ってる」ってのはいくらなんでもおおざっぱすぎます(笑)。故障しやすい馬の保険料が上がるということは、種付け料が上がるとか、逆に需要が落ち込むとかいうことに繋がると思います。


■フランス3歳戦線補正タイム分析

フランス競馬の補正タイム分析について前にエントリを書きましたが、ダービーまでのレースについてまとめてみました。こういうことをやった年のジョッキークラブ賞に、日本にゆかりのあるNatagoraが人気を背負って出走してくれるというのは、運が良いなと思いました^^;

・対象レース:2008年3月〜5月の3歳戦(CourseB以上)+古馬重賞(99レース)
・G1レースの過去のレースの補正タイム比較
・3歳戦の前年同レースとの補正タイム比較
・簡単な戦評

形式:エクセルファイル(xls)

http://dayatom.com/files/upbbs/img/5.zip

補正方法についてはまだまだ改善する余地があると思いますが、もしよろしければ持っていってみてくださいな。


ブックマーク、Web拍手お返事

>>Marlさま
妄想力に関しては、Marlさんをはじめとする皆さまとともに、常日頃から鍛えに鍛えてますからね(殴)
>>まはる殿下
確かにEight Bellesのことを考えると、ってのはありますね。むしろ相手を過剰なぐらいに褒めて、「その凄い相手を倒した自分の馬はもっと凄い」みたいなアピールの方があちらでは効果的なんですけどね。もともと変な人ですが(笑)、インタビュー映像見た感じだとかなり神経質になっているという印象を受けました。
>>Southendさま
アメリカの調教師は普段から変なことを言う人が多いのですが、大きく取り上げられるのはマスコミがそれだけ注目してるからでしょうね。この2週間は大騒ぎになると思います(笑)
>>toroneiさま
武豊騎手からすれば、もうちょっと早く言ってくれ、と言ったところでしょうか。
>>フランス競馬のコメントを下さる方
いつもありがとうございます。結局、Soumillonにはなりませんでしたね(^^;

2008年33回:金鯱賞

金鯱賞
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はエイシンデピュティ。前走大阪杯ではあの
ダイワスカーレットと0.1差の2着と健闘。このメンバ
ーで57kgなら同じだけ走れれば圧倒出来る。相手
はアドマイヤオーラ。ドバイ帰りなのがやや懸念さ
れるが能力はこの中ではもちろんトップクラス。距
離、コース共に不安無し。

 買い目
 3連単2頭軸マルチ
 12.13→7.9.10.15.17
 30点
1 1 ワンモアチャッター
1 2 カネトシツヨシオー
2 3 ヴィクトリー
2 4 カワカミプリンセス
3 5 サクラメガワンダー
3 6 タスカータソルテ
4 7 × インティライミ
4 8 バトルバニヤン
5 9 × マチカネオーラ
5 10 スウィフトカレント
6 11 ナムラマース
6 12 エイシンデピュティ
7 13 アドマイヤオーラ
7 14 アサカディフィート
8 15 × マンハッタンスカイ
8 16 エリモハリアー
8 17 ローゼンクロイツ
2008年度の成績
着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
9-8-5-34 16.1% 30.4% 39.3% 58% 57%
13-8-8-27 23.2% 37.5% 51.8% 135% 100%
6-2-8-40 10.7% 14.3% 28.6% 78% 67%
7-6-4-39 12.5% 23.2% 30.4% 105% 105%
× 12-15-17-120 7.3% 16.5% 26.8% 113% 114%

2008年05月29日

フランス競馬1行ニュース

■ジョッキークラブ賞関係
・Moynahan (104)とCity Leader(111)が回避。あとは、Sligo( 97), Rock Fellow (97) 、Beret Rouge (100)がレーティングによって自動的に除外対象。残り2頭の除外対象は、102のMontmartre、Mayweather 、Chinchon、Zack Dream。アガ・カーンの2頭(Montmartre、Moynahan)が除外された場合は、スミヨンがNatagoraに乗る可能性も有りとのこと。

・濡れた馬場を希望してるFamous Nameの出走は馬場次第とのこと。火曜のペネトロは3.5で、水曜は3.8と悪化中。天気予報を考慮に入れると、本番は3.5ぐらいでの開催が予想されている。ちなみに、シャンティ開催の頃のパリ周辺は一番天気がいいので、例年3.2ぐらいで行われている。

・Democrateをモハメド殿下が購入。妻のZahra妃殿下の勝負服で、ファーブル厩舎所属のまま出走を予定している。

■その他
・5/27ロンシャンのPrix DE LA MICHODIERE(T1600)でDarjinaの半妹のDarienaが圧勝。父はHighest Honor。

・Falcoは、セントジェームズパレスSからサセックスSへ向かう予定で、フランスで走るのは秋になりそう。「イギリスで成功するのはこの馬のキャリアにとっては大事なこと」とLaffon-Parias師。レースの格と言うことになると、そうなるかもしれませんね。


P.S.
Web拍手でメッセージを下さる方、はてなブックマークでコメントを下さる方、
いつもありがとうございます。はげみになります。折を見てお返事させていただければと思います。

2008年05月27日

Natagora仏ダービーへ&物議を醸すDutrow師・他

■Natagora、ジョッキークラブ賞へ
Natagora en route vers le Jockey-Club(Paris-Turf )

既に一部で伝えられていましたが、ディヴァインライト産駒の英1000ギニー馬、Natarora(仏Bary厩舎)がフランスダービーにあたるジョッキークラブ賞に、馬場が悪くならなければという条件付きながら参戦することを正式に発表しました。

ジョッキークラブ賞では、1837年から1874年までの期間に8頭の牝馬が勝利を納めているものの、20世紀に入ってからは1958年のBella Pollaの2着が最高。しかし、2400から2100に短縮されたことが、牝馬の参戦を後押ししていると、Paris Turfは伝えています。

短距離での実績がほとんどで前走初めてマイルを走ったNatagoraにとっては、それでも500mの距離延長になります。距離が向く愛1000ギニーやロイヤルアスコットには向かわず、フランスで走ることを決めた理由は不明ですが、ディアヌ賞よりもジョッキークラブ賞を選んだ現実的な理由としては、Zarkavaとの対戦を避けたい、ということがあったとのことで、圧倒的な強さを見せているZarkavaよりも、現時点でヒエラルキーのはっきりしない牡馬の方が与しやすいと判断したようです。

距離以上に、この参戦には大きな問題があります。それは騎手で、コンビを組んでいたルメール騎手が、優先騎乗契約を結んでいるルジェ厩舎のHigh Rock(1人気が予想されている)に騎乗する予定なため、他の騎手を探す必要があるということです。Paris Turfでは昨年のボワ賞でコンビを組んでいたパスキエ騎手になるかもしれないと報じていますが、パスキエ騎手はファーブル厩舎の主戦をつとめており、Thewayyouareに乗る予定で、Democrateにはマカヴォイといった騎乗予定馬がいます。さらに、ペリエはProspect Wellsに既に騎乗馬が決まっています。 また、レーシングポストはデットーリとも報じていましたが、こちらはゴドルフィンのCampanologistかIbn Khaldunに乗る予定です。

というわけで、どうするんだろう・・・と思っていたら、武豊騎手にアプローチをしている記事がレーシングポストにでてました。

Natagora team could call on Take for Jockey-Club ride(Racingpost)

Natagoraのオーナーであるステファン・フライボルグ氏のレーシングマネージャーは、武豊騎手の代理人を務めているパトリック・バルブ氏(Patrick Barbe氏)なので、あちら的にはこういった話が出てきても不思議ではありません。ですが、ジョッキークラブ賞は日本ダービーと同じ6月1日なので、さすがに今回は参戦は実現しないのではないかと思われます(騎手探しが難しい小オーナーですので、将来的にはあるかもしれませんが)。

■6/1ジョッキークラブ賞(仏GI・芝2100m・シャンティ競馬場)の主な出走予定馬

#
出走予定馬
騎手
厩舎
Rating
1 Casual Conquest 未定 Weld 119
2 Natagora
未定 Bary 118
3 Thewayyouare Pasquier Fabre 118
4 Ibn Khaldun
Dettori Suroor 117
5 High Rock Lemaire Rouget 115
6 Hello Morning Badel Head-Maarek 112
7 Vision d'Etat Mendizabal Libaud 112
8 Famous Name 未定 Weld 111
9 City Leader 未定

Meehan

111
10 Full Of Gold Gillet Head-Maarek 110
11 Democrate McEvoy ou Victoire Fabre 109
12 Prospect Wells Peslier Fabre 109
13 Trois Rois Bonilla Head 108
14 Starlish
Jarnet Lellouche 108
15 Blue Bresil Mongil Fontaines 106
16 Salsalavie 未定 Demercastel 105
17 Trincot 未定 Demercastel 105
18 Magadan Crastus Lellouche 105
19 Moynahan 未定 Cole 104
20 Achill Island Murtagh O'Brien 104
21 Montmartre
Soumillon Royer-Dupre 102
22 Mayweather 未定 Rouget 102
23 Chinchon
Blancpain Laffon-Parias 102
24 Zack Dream Boeuf Delzangles 102
25 Beret Rouge 未定 Royer-Dupre 100
26 Rock Fellow  Thulliez Bary 97
27 Silgo 未定 O'Brien 97
(登録投数は27頭・フルゲートは20頭)

なお、シャンティの馬場状態は、現在ペネトロは3.3で稍重状態。週末までに1度雨が降ると予報されているので、Natagora陣営が期待しているような良馬場にはならないかもしれません。


■デュトロー師、口は災いの元?

Big Brownの今後は、ベルモントSからハスケル正体はスキップし、トラヴァーズSからBCクラシックのようです。

さて、Big Brownのデュトロー師が「カジノドライヴ?ノーチャンスだね。あんなの残り400でサヨナラだぜ!」などと仰って周囲を楽しませて(?)ますが、その口撃はプラード騎手にも及んでます。

同師によれば、プリークネスSでプラード騎乗のRiley Tucker(殿負け)が、Big Brownを内に閉じこめようとしていたと写ったようで、Riley Tuckerのオーナーアット氏(率直な発言で知られる)が、レース後にプラードの騎乗に対して怒っていたという発言を引きつつ、「エドガーは自分の馬をベストを尽くすのではなく、ただBig Brownを内に閉じこめて邪魔をしていた」と批判しています。

確かに1コーナー手前でRiley TuckerはBig Brownに寄せているんですが、これは外のHey Burnにぶつけられた影響だESPNでは分析しています。プラード騎手も「勝つために乗っただけで、(特定の馬を負かすというような)えこひいきはしてない」と、思わぬ口撃に戸惑った様子。フェアな騎乗で知られるプラードですから、どうも誤解のようです。デザーモ騎手も無理に行こうとしていたわけではないようですし、それに仮にプラード騎手がBig Brownを閉じこめようとしていたとしても、進路をふさいだわけではありません。そもそもルール内の騎乗なわけですから、敵の陣営であるデュトロー師がプラードを非難するのと、オーナーのザイアット氏が非難するのとは話の質が違い、筋違いではないかと思います。

この両者、今年のドバイでも2勝しましたし、しょっちゅうコンビを組んでます。それだけに普段見てるデュトロー師にとっては、「いつもじっとじっとじっと(sit sit sit)してる普段のプラードの乗り方じゃない」と、まだ納得できないようです(笑)。もっとも今後のプラードとの関係については、「影響はない」と語っています。

やっぱり、プラードがカジノドライブに乗ると非常に面白くなりそうなんですけどね(笑)

さらにもう一つあります。

昨年のチャンピオン、Curlinについてテレビのインタビューで聞かれたデュトロー師は、「ああ、Curlinは牝馬に負けたのを見たから、たいして印象に残こる馬ではないね。うちのBig Brownが牝馬に負けるなんてちょっと想像できないよ」( "Well, I've seen Curlin get beat by a filly -- so that is not impressive to me. I can't imagine there's a filly breathing air that could beat Big Brown.")、と発言。

これには、滅多に怒らないアスムッセン師も頭に来たようで、競馬専門紙DRFに対し、「デュトロー師の誠実さには疑問がある」とした上で、「是非戦いたいが、Big Brownが予定してる3レースのうち、2戦が3歳限定で、残り1戦(BC)がオールウェザー。これじゃ決着なんてつかない」。そして、「我々はそれぞれの仕事に集中すべき。対決は楽しみだが、余計なことは言いたくないし、くだらない意見なんか聞きたくない。証明は競馬場でするものだ。戦って倒したい」と闘志を沸き立ててます(Asmussen and Big Brown

そして、口は災いの元なのかどうかは知りませんが、そのBig Brownは左前脚に裂蹄を発症しました。土曜の調教を休み、日曜のテレビのインタビューでは大丈夫だと語っていますが、大きな不安材料です。前にやった箇所とは違うところだそうで、治療をしながら状態をキープして本番を迎えたいとのことです。

こういうキャラはフランケルの専売特許だったんですけどね(笑)。ちなみに、こういうコメントが大きく取り上げられるのは、対決ムードを盛り上げたいマスコミの意図が入ってます。さて、Curlinとの対決はぜひ実現してほしいですが、ギリギリあと1戦保ってくれ、というのが陣営の本音でしょうか。個人的には対決が実現する確率は20%以下だと思います。8月あたりにどこかがマッチレースでも提案すれば、大いに盛り上がるのでしょうが。


■その他

メットマイルは、Divine ParkがCommentatorを差し切り。逃げたCommentatorが刻んだラップは、22.48→22.04→25.09→27.30。日本でこんなラップ刻んだら怒られるのでしょうが、現地では「ペース速かったけど、最後は斤量差が響いた」、ジト先生も素晴らしいレースだったとのこと。この辺が考え方の違いかなと思われます。いかにもアメリカらしいレースです。もっとも、日本にはないレースパターンのため、この辺よく誤解されるのですが、これはいくつかあるレースパターンの1つといった感じで、常にこういうレースばかりというわけではありません。おそらくベイヤーは90台でしょう。

香港チャンピオンズアンドチャターC(シャティン):Packing WinnerをViva Patacaは差しきれず。追いつくまではいい感じだったんですけど、最後は同じ脚色になってしまいました。後続は突き放してるので、それほど悪いレースではなかったかと。

アイルランドは、オブライエン厩舎がGI3連勝。タタソールズGCはDuke Of Marmaladeの圧勝。愛1000ギニーは、1着Halfway To Heaven、2着Mad About YouはともにZarkavaに敗れてる馬。愛2000ギニーはHenrythenavigatorがNew Approachに連勝で、今回はよりはっきりとした勝利。ところで、カラの土日のFirmってのはどうなんでしょうね。時計見る限り、04年(Good to Firm)の方が硬そうですが。

北米芝はシューメーカーBCマイルでDaytona、ヴェイグランシーHでLooky Yonderのヨハネスブルグ2頭が勝利。4歳が初年度産駒ですが、芝もダートもこなす上、2歳から走り、古馬になっても走る。先日はイスパーン賞でSageburgも勝ちましたし、欧州でも行けそう。先日引退したStorm Cat系の最優秀後継はこれになりますかね。ただし、ヨハネスブルグは牝馬が極端に走らず、予想大会対象レースでは初勝利(牡馬は15勝)。なお、ゲイムリーBCHを勝ったPrecious KittenもStorm Cat系。シープスヘッドベイSのMauralakanaはフランス産。一時調子を落としてましたが、最近4戦で2勝2着2回と、また調子を上げてきてます。芝は距離長くなると、欧州からの移籍馬が強かったりします。

パリ大障害はPrincess d'Anjouで、Mid Dancerは届かず3着まで。映像見る限り、障害としては上がり勝負の部類じゃないかと。先日の中山GJに出てきたアラームコールも途中まではいい感じだったんですけど、最後の障害手前から瞬発力勝負になると、そこから一気に離されて7位入線(6着)まで。これ見てると、日本の芝では厳しかったのはわかります。また、同日のロンシャン賞という重賞ではHurricane Flyという4歳が馬勝ったんですが、 この馬は昨年春のListed(Prix OmniumII)で、LiteratoとSpirit Oneに勝った馬です。仕上がり途上相手のスローの逃げ切りで、当時から典型的なフロックという評価だったので、入障に驚きはないのですが、こういうListedクラスや重賞入着クラスは障害でたまに見かけますね。


2008年05月24日

2008年32回:オークス 東海S

オークス
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はリトルアマポーラ。桜花賞ではゲートで
後手を踏んだのが痛く追い込み届かずの5着。
力のある所は示した。距離延長は歓迎のタイプ
で大外枠も逆にいい。相手はトールポピー。こち
らも桜花賞では力を出し切れず伸びきれず8着
と敗れたが位置取りが悪すぎた。巻き返しの余
地ありと見る。トライアル組からはスペルバインド
を取る。折り合いが付けば一発もありうる。

 買い目
 3連単フォーメーション
 1着:13.15.18
 2着:12.13.15.18
 3着:4.10.12.13.15.17.18
 45点
1 1 シャランジュ
1 2 ハートオブクィーン
2 3 アロマキャンドル
2 4 × レッドアゲート
3 5 ムードインディゴ
3 6 エフティマイア
4 7 ブラックエンブレム
4 8 マイネレーツェル
5 9 ライムキャンディ
5 10 × レジネッタ
6 11 ジョイフルスマイル
6 12 ソーマジック
7 13 スペルバインド
7 14 カレイジャスミン
7 15 トールポピー
8 16 エアパスカル
8 17 × オディール
8 18 リトルアマポーラ
東海ステークス
枠番 馬番 本紙 馬名  本命はワンダースピード。休み明けのアンタレス
Sでも好位から楽に抜け出し完勝。本格化してい
る。距離延長も不安はなくここも順当に。相手は
サンライズマックス。どんな展開でも必ず差してくる
安定感が魅力。ここも馬券圏内には突っ込んでくる
だろう。

 買い目
 3連単2頭軸マルチ
 1.11→2.5.6.8.10
 30点
1 1 サンライズバッカス
1 2 メイショウトウコン
2 3 ヤマトマリオン
2 4 マルブツリード
3 5 フィフティーワナー
3 6 × ロングプライド
4 7 メイショウシャフト
4 8 × トーセンアーチャー
5 9 アドマイヤミリオン
5 10 × アルドラゴン
6 11 ワンダースピード
6 12 ラッキーブレイク
7 13 ケアレスウィスパー
7 14 ゲイルバニヤン
8 15 サヨウナラ
8 16 マイネルボウノット
2008年度の成績
着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
9-8-5-32 16.7% 31.5% 40.7% 60% 60%
12-8-8-26 22.2% 37.0% 51.9% 122% 97%
6-2-7-39 11.1% 14.8% 27.8% 81% 66%
7-6-4-37 13.0% 24.1% 31.5% 109% 109%
× 12-15-16-115 7.6% 17.1% 27.2% 117% 116%

フランス3歳戦情報(5/2〜5/22)

レース名 距離 勝ち馬 勝ち
タイム
ペネ
トロ
補正
タイム
補正
タイム
比較
補正
ラップ
騎手 厩舎 オッズ コメント
5/5 Lon Hocquart 2200 G Democrate 2.15.20 3.4 2:12.6 -7.14 12.05 Dalakhani Pasquier Fabre 13.1 5番手につけたDemocrateが、直線を縫うように抜け出して勝利。2着Starlishは直線外外に斜行したため、短首及ばなかった。Full of GoldはDemocrateと同じような位置から直線伸びず。
Sai エドゥヴィル賞(古馬) 2400   G3 Not Just Swing 2.33.10 3.4 2:30.3 3.02 12.52 King's Best Victoire Fabre 5.8 2番手から直線抜け出して快勝
5/6 Sai Comrade 2400 牡騙 B Mount Helicon 2.31.70 3.2 2:30.3 0.12 12.52 Montjeu Victoire Fabre 3.2 7頭立て。2番手から抜け出して勝利。勝ち馬は5戦2勝。レベルはそこそこ高い。
Sai Kizil Kourgan 2400 B Myakoda 2.39.30 3.2 2:37.9 7.02 13.16 Trempolino Soumillon Nicolay 5.2 勝ち馬は3戦1勝。逃げて早めに突き放し、Tangaspeedの追撃を振り切り逃げ切り勝ち。スローペースだったため、終始口を割っていた。
5/7 Ly Des Poulains 2200 牡騙 B Weald 2.20.68 3.4 2:18.1 -0.30 12.55 Bering Pasquier Bary 8.1 2番手から直線他馬とぶつかりながら抜け出して快勝。これがデビュー戦。
5/8 Ly Des Pouliches 2200 B Lune Rose 2.19.36 3.3 2:17.4 0.27 12.49 High Chaparral Lemaire Bary